酒呑みを狂わせる夜の迷宮、天満で本当に美味い名店を徹底取材
駅の北東エリアへ足を運ぶと、視界を埋め尽くす極彩色のちょうちんが頭上を覆い尽くす。SNSでも広く知られるようになった裏天満ちょうちん通りは、歩くだけで胸が高鳴る異国情緒と昭和の風情が奇跡的なバランスで同居するスポットだ。
だが、その華やかな景観の奥にこそ真の価値がある。路地の奥深くに潜むのは、連日予約で満席となる肉ビストロや、薪焼き料理を提供する隠れ家、さらにはナチュールワインと創作中華のペアリングを提案する気鋭の酒場だ。席数はわずか10席前後。店主の細やかな目配りと妥協のない仕込みが隅々まで行き届いたこれらの名店は、ふらりと訪れてもまず入れない。数週間前から席を確保した食通たちが、選び抜かれた極上の一皿に舌鼓を打っている。