新宿スンガリー完全解剖!加藤登紀子の愛した伝統ボルシチと秘話

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この店の歴史を語る上で欠かせない人物がいる。創業者である加藤幸四郎氏だ。かつて東洋のパリと称された満州ハルビンで青春時代を過ごした彼は、現地で親しまれていた本物のロシア料理の文化と感動を日本に伝えるべく、昭和32(1957)年に店を開いた。「スンガリー」という店名自体、ハルビンを流れる大河・松花江(スンガリー川)に由来する。

異国の風情と家庭的な温もり。加藤幸四郎氏が現地で体験した豊かな食文化の息吹は、当時の東京において極めて先駆的であり、瞬く間に文化人や美食家たちの心を捉えた。単なる料理の提供にとどまらず、文化の架け橋となろうとした創業者の熱い志は、今も器の選択から接客の立ち振る舞いに至るまで脈々と息づいている。

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渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

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