映画の聖地が魅せる劇的進化!角川大映スタジオ最前線を独占取材
日本の特撮技術史を語る際、この地に築かれた特撮専用ステージの功績を外すことはできない。東宝のゴジラと双璧をなす怪獣映画の金字塔『ガメラ』シリーズは、ミニチュアワークと実撮の限界に挑み続けた伝説的力作だ。ビル群の破砕シーンや火薬を用いた爆破の迫力は、当時のクリエイターたちの無謀とも言える挑戦の賜物だった。
広大なスタジオ空間があるからこそ、大掛かりなミニチュアセットの組み上げや特殊効果の実験が可能となった。職人たちがミリ単位で塗料を塗り重ねたミニチュア建造物は、レンズを通すことで本物を凌駕するリアリティを獲得する。この手仕事の蓄積が、日本の映像表現における独自の強みを作り上げた。