牛乳なしで激変!プロが教える絶品本格ココアの黄金比と極上レシピ
そもそも、私たちが今日当たり前のように楽しんでいる粉末状のココアは、牛乳なしのウォーターベースから歴史が始まっている。19世紀前半、オランダの醸造家であり化学者でもあったクーンラート・ヨハネス・ヴァン・ホーテンが歴史的な大発明を成し遂げた。
当時のカカオ飲料は脂肪分が多く、水に溶けにくいうえに消化にも悪い飲み物だった。しかし、ヴァン・ホーテンは油圧プレスを用いてカカオ豆から余分なカカオバターを絞り出す製法を発明。さらにアルカリ処理を施すことで、水に溶けやすく香り高いココアパウダーの製造に成功したのだ。これが世界中で愛される「バンホーテン」ブランドの原点であり、近代カカオ史の金字塔となっている。
脂肪分を取り除いた純ココアは、本来、お湯と混ぜ合わせるだけでもカカオ本来の力強いアロマをダイレクトに堪能できるポテンシャルを秘めている。牛乳を足さない淹れ方は、むしろ19世紀のパイオニアたちが味わった純粋なカカオの魅力を再発見する贅沢な体験とも言えるだろう。