冨田真由さんが刺された現場の真相|小金井の惨劇と警察不備の全貌
犯人の岩埼友宏は、冨田さんの音楽活動に対して異常な執着を募らせていた。ファンとして接触を試み、一方的に贈りつけたプレゼントが返送されたことを契機に逆恨みを激化。犯行前の数カ月間、執拗にメッセージを送り続けたプラットフォームがX(旧Twitter)や個人ブログのコメント欄だった。
ネット上に書き込まれた「死ね」などの殺害予告に近い文言を警察に提示したにもかかわらず、小金井警察署は「書き込みをやめさせたいという相談」と矮小化して処理した。緊急性なしと判断された相談記録は机の中に放置され、冨田さんが110番登録を依頼した際も適切な運用がなされなかった。危険の兆候は無数に点滅していたにもかかわらず、警察の組織的な硬直とデジタル犯罪への理解不足が、最悪の刃をすり抜けさせてしまったのである。