ポケモンセンター事件の真相!警察介入と転売対策の最前線を追う
週末の大型商業施設。開店前の静寂を切り裂いたのは、怒りをあらわにした男たちの怒声だった。限定商品の発売日、整列ルールを無視してシャッター前に押し寄せる集団と、それを制止しようとする警備員との間で激しい小競り合いが勃発。事態を重く見た店舗側が通報し、警視庁の警察車両がサイレンを鳴らして現場へ急行する騒ぎへと発展した。
混乱の引き金となっているのは、世界的な過熱が続く「ポケモンカードゲーム」をはじめとする超人気アイテムだ。定価の数倍から数十倍で二次流通市場を動く希少パックや限定グッズは、組織化された転売グループにとって格好の資金源となっている。アルバイトを大量に雇い入れて列を占拠する「打ち子」の手法や、一般客への威嚇行為が常態化し、現場の安全性は限界点に達していた。
「小さな子ども連れのファミリーが、恐怖で泣き出しながら足早に立ち去る姿を何度も見ました」。近隣テナントの従業員は声を落とす。事件事故報道・防犯セキュリティの専門家も、リセールバリューの異常な高騰が商業施設を犯罪リスクに晒す危険性を指摘しており、小売現場が抱える防犯の負荷は過去最大レベルに膨らんでいる。