猛暑と台風のダブルパンチ…2026年夏の甲子園、試される「順延リスク」と球児を守る決断の舞台裏
大会日程が台風によって大幅にずれ込むと、最も割を食うのはマウンドに立つ投手たちだ。現在の高校野球には「1週間500球」という投球数制限と、試合展開を早期収束させるためのタイブレーク制度が導入されている。順延が重なると、本来であれば確保されるはずだった「休養日」が真っ先に削られ、連戦を強いられることになる。
エースピッチャー一人に頼るチームにとって、台風による日程の圧迫は事実上の終戦を意味しかねない。選手たちの肘や肩の障害予防を掲げて導入されたルールが、天候不良による過密スケジュールのしわ寄せによって骨抜きになるリスク。監督やトレーナーは、常に天気予報と投球数メーターを交互に睨みつけながらの苦しいタクトを迫られている。