「怒涛の展開」は誤用か?激動の時代を映し出す言葉の正体と真実

「怒涛の展開」は誤用か?激動の時代を映し出す言葉の正体と真実

「怒涛の展開」は誤用か?激動の時代を映し出す言葉の正体と真実について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

映画・映像エンターテインメント業界における言葉の消費スピードは、かつてないほど加速している。NetflixやAmazon Prime Videoをはじめとする動画配信プラットフォームの普及に伴い、視聴者を冒頭数分で引き込み、途切れなく再生させ続けるためのマーケティングコピーとして「怒涛のサスペンス・アクション」や「怒涛の伏線回収」という惹句が乱舞する。

1.5倍速視聴やスキップ再生が当たり前となった視聴環境では、緩急の「緩」を排し、「急」の連続で脳内物質を刺激し続ける演出が好まれる。画面の中で次から次へと事件が連鎖し、休む間もなくクライマックスへと雪崩れ込む構造。映像のテンポが極限まで切り詰められた結果、作品の魅力を一言で要約する記号として、この語が過剰に重宝されているのだ。

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山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。