かき氷のシロップは全部同じ味?いちごやブルーハワイの衝撃真相
この錯覚の強力さを立証する最も有名な実験が、シロップから色と香りを取り除く、あるいは視覚情報を完全に遮断する試みだ。シロップを完全な無色透明にし、さらに鼻腔への空気を遮断した状態で与えられると、人間の識別能力は一気に失われ、正解率はランダムな勘に頼るレベルまで暴落する。
さらに、緑色のシロップにイチゴの香りをつけたり、赤色のシロップにレモンの香料を混ぜるといった「刺激のねじれ」を生じさせると、脳はパニックに陥る。目から入る「赤」という強烈な視覚シグナルが優先され、口の中にあるものがレモン香料であっても「酸っぱいイチゴの味がする」と誤認してしまう。人間がいかに視覚へ依存して味を判断しているかを示す、決定的な証拠と言えるだろう。