みのもんた『おもいッきりテレビ』お茶の間を魅了した裏側の真実
みのもんたの卓越したトーク技術と間(ま)の取り方は、アナウンサーとしてキャリアをスタートさせた文化放送時代に培われた。マイク一本で聴き手の頭の中に風景を描き出すラジオの技術。それが、視覚情報が氾濫するテレビ放送業界において、唯一無二の武器となった。
画面を見つめるのではなく、視聴者一人ひとりの耳元に直接話しかけるような声のトーン。日本テレビ放送網が生んだ怪物番組『午後は○○おもいッきりテレビ』で発揮された手腕は、まさにその真骨頂だった。沈黙を恐れず、相手の反応をじっくり待つ姿勢が、お茶の間に不思議な安心感と親密さをもたらしたのだ。