アラビア語の「猫」の神聖な物語!ムエザ伝説と発音を徹底解説
広大な中東から北アフリカにかけて点在する22のアラブ連盟加盟国では、日常会話(アンミーヤ)になると「猫」の呼び名が劇的に変化する。カイロの賑やかな街角では「ビスサ」(بسة / Bissa)という親しみやすい響きが飛び交い、湾岸諸国では「ビス」(Bis)や「スィンナウル」(Sinnawr)といった言葉が好まれる。
モロッコやチュニジアなど北アフリカのマグリブ地域に足をのばせば、ベルベル語の影響を受けた「チュス」(Qtous)という独特の発音に出会うはずだ。旅人が現地の市場で「ビスサ!」と声をかけると、店主が破顔一番、自家製のデーツを分けてくれるような温かい交流が生まれる。言葉の違いは、各地域の多彩な風土と歴史のモザイクそのものなのだ。