悪玉コレステロール放置で脳梗塞?最新の基準値と命を守る血管防衛術

悪玉コレステロール放置で脳梗塞?最新の基準値と命を守る血管防衛術

悪玉コレステロール放置で脳梗塞?最新の基準値と命を守る血管防衛術についての最新情報をご紹介します。

健康診断の数値を見る際、一般的な正常範囲と「脳梗塞を防ぐための目標値」は異なる点に注意しなければなりません。日本動脈硬化学会のガイドラインでは、保有するリスク(高血圧、糖尿病、喫煙、年齢など)の数によってLDLコレステロールの管理目標値が明確に階層化されています。

一般的な健診におけるLDLコレステロールの基準値は60〜119mg/dLが適正域とされ、140mg/dL以上で「高LDLコレステロール血症」と診断されます。しかし、脳血管疾患の一次予防・二次予防における目標値はさらに踏み込んだ設定がなされています。

冠動脈疾患やアテローム血栓性脳梗塞の既往があるハイリスク患者の再発予防における脂質管理では、LDLコレステロール値を70mg/dL未満まで強力に引き下げることが強く推奨されています。また、糖尿病や慢性腎臓病(CKD)を合併している高リスク群であっても100mg/dL未満の厳格なコントロールが求められます。

あわせて注目したいのが、血管壁から余分なコレステロールを回収するHDL(善玉)コレステロールの働きです。HDLが40mg/dL未満の低値である場合も脳血管疾患のリスクを高めます。近年では、LDL数値をHDL数値で割った「LH比(LDL/HDL比)」が2.0を超えるとプラーク形成が進みやすく、1.5以下を目指すことが血管防衛の目安とされています。

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渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

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