『暗黒タマタマ大追跡』の伏線と制作秘話を徹底解説!配信情報も
本作のストーリーテリングにおいて決定的な役割を果たしているのが、誕生したばかりの妹「ひまわり」の存在だ。まだ言葉も話せない赤ん坊が偶然にもキーアイテムを飲み込んでしまったことで、野原一家は否応なしに世界を揺るがす大事件へと巻き込まれていく。
ここで光るのが、しんのすけの心理描写だ。矢島晶子による絶妙な声のニュアンスが、我が道を行く5歳児が「兄」としての自覚を芽生えさせる瞬間を見事に捉えている。妹を守るために小さな体で立ち向かう姿に、劇場で思わず息をのんだ観客は少なくない。単なるギャグ映画の枠を超え、成長と家族愛のドラマとしても一級品の仕上がりを見せている。