激化する影の諜報戦!日本秘密情報機関の全貌と組織改編の深層
首相直属のインテリジェンス機関として中枢に君臨するのが、内閣情報調査室(内調)だ。官邸主導のインテリジェンス体制の原型を作り上げたのは、元国家安全保障局長であり内閣情報官を長年務めた北村滋である。警察官僚出身の北村は、各省庁の情報を一元化して首相へ直結させるパイプを強固にし、国家安全保障会議(NSC)の実効性を劇的に引き上げた。
現在の内調は、単なる情報の集約・分析機関ではない。内閣衛星情報センターが運用する情報収集衛星(IGS)からの高解像度画像をミリ単位で解析し、国際情勢の激変を察知するだけでなく、オープンソースやヒューミントを融合させた総合評価を下す。内閣情報官のもとに集約された最高機密は、毎朝首相にブリーフィングされ、安全保障政策の舵取りを決定づけている。