ソウル現地取材で判明した親日韓国人の本音と激変する日韓関係
市民レベルの親和性を後押しした背景には、国際政治・外交における潮目の変化もある。尹錫悦政権によるシャトル外交の復活や防衛・経済協力の強化は、長年冷え切っていた政府間関係に一定の安定をもたらした。首脳会談の積み重ねは、民間交流を阻んでいた心理的なブレーキを解除する役割を果たしたと言える。
また、外務省や国際交流基金が主導する人的交流プログラムや学術対話も、草の根の相互理解を静かに支えている。もちろん、国内政治の力学や歴史問題の火種が完全に消え去ったわけではない。しかし、政権の思惑や政局の波に左右されない強固な市民同士の繋がりが、いま確実に形成されつつある。