【現地ルポ】「有事は明日かもしれない」2026年、台湾が全住民を巻き込む巨大軍事訓練に踏み切った舞台裏
2024年に導入された徴兵期間1年への延長措置から2年が経過し、2026年の今、高密度な訓練を受けた若者たちが続々と予備役部隊へ合流している。かつて「草餅兵(脆弱な兵士)」と揶揄された台湾の予備役制度は、完全に過去のものとなった。
新兵訓練を終えた20代の若者たちは、単に小銃を打つだけでなく、小型ドローンの操縦や個人衛生救護、暗視ゴーグルを用いた夜間捜索をこなす。新竹近郊で行われた予備役招集演習では、召集された市民が数時間以内に完全武装を完了し、指定された防御陣地へ進入した。実弾射撃の弾薬消費量は過去5年で3倍以上に増加しており、兵士一人の練度は確実に底上げされている。