『もののけ姫』タタラ場の裏設定!モデル地や病者の理由と復興の真相
エボシ御前の理想郷として栄えたタタラ場ですが、その繁栄は自然の神々や周囲の人間勢力との激しい摩擦を生み、やがて破滅へと突き進むことになります。タタラ場崩壊に至る直接的な理由は主に3点あります。
- アサノ公方の軍勢による奇襲:エボシがシシ神狩りで主力を率いて留守にしている隙を突き、鉄と利権を狙う武士たちがタタラ場を総攻撃したこと。
- 自然界の総反撃:ナゴの守や乙事主をはじめとする森の神々が、自然破壊に対する怒りから命を賭してタタラ場へ突撃したこと。
- デイダラボッチ(シシ神)の暴走:首を切り落とされたシシ神が命を奪う黒い体液を撒き散らしながら集落を飲み込み、完全に焼き尽くしたこと。
城壁も製鉄炉も灰燼に帰し、エボシ自身もモロの君の首に右腕を食いちぎられるという過酷な代償を払いました。しかし、アシタカとサンの手によってシシ神の首が返還され、森に新たな緑が芽吹いたとき、生き残ったタタラ場の人々は絶望していませんでした。
傷を負ったエボシ御前は「アシタカを迎えに行かせよう。みんなで生きて、いい村をつくろう」と前を向いて語ります。これまでの「自然をねじ伏せて奪い尽くす一方通行の開発」から脱却し、自然への畏怖と敬意を胸に抱きながら、アシタカが仲介する森との共存を見据えた新しい共同体として再建をスタートさせたことこそが、タタラ場が辿り着いた真の結末でした。