ファンタビ打ち切りは確定?4作目中止の真相と魔法ワールドの現在
続編がストップした最大の要因は、シビアな商業的データにあります。シリーズを追うごとに興行収入が右肩下がりに落ち込んでいった現実は、スタジオにとって見過ごせない痛手となりました。
第1作が全世界で約8億1,400万ドル(当時のレートで約900億円超)という大ヒットを記録したのに対し、第2作『黒い魔法使いの誕生』は約6億5,400万ドルへと減少。そして勝負作となった第3作『ダンブルドアの秘密』は、世界興行収入が約4億700万ドルにとどまりました。これは『ハリー・ポッター』および『魔法ワールド』全11作品の中で歴代最低の数字です。
ハリウッドの大作映画では、約2億ドルの巨額製作費に加えて莫大な宣伝広告費が投じられます。映画館とのレベニューシェアを考慮すると、4億ドル強という興行成績は「スタジオが辛うじて赤字を回避したか、あるいは回収ラインを割り込んだ」レベルの損益分岐点です。莫大なリスクを背負ってまで、ワーナーが第4作・第5作へ巨額の予算を承認するビジネス上の根拠が失われてしまいました。