かつての甲子園強豪・Pl学園は今どうなっているのか?激変した生徒数と「名門」の現在地【2026年現地ルポ】
栄光の歴史に大きな暗雲が立ち込めたのは2010年代のことだ。度重なる不祥事の発覚を経て、同校は2016年に野球部の新入部員募集を停止。実質的な休部状態へと追い込まれた。「PLで野球がしたい」という全国の球児からのダイレクトな求心力が失われた瞬間だった。
さらに、同校のアイデンティティでもあった全寮制システムの維持困難が追い打ちをかけた。設備の老朽化や管理コストの増大に加え、現代の中高生や保護者が求めるライフスタイルの多様化により、寮生活を義務付ける募集形態は急速に時代との乖離を生んでいった。こうして全国からの生徒流入はストップした。