第一三共の株価が2026年に魅せる底力:新薬パイプラインの開花と市場が織り込む「次なる飛躍」
第一三共の業績を牽引する最大のエンジンは、間違いなくエンハーツだ。HER2陽性の乳がんや胃がんを対象とした適応拡大が世界各国で相次いで承認され、売上曲線は市場の事前予想を上回る傾斜を描いている。
特に米国および欧州市場での浸透率が高く、標準治療(Standard of Care)としてのポジションを確立したことが大きい。これまでの抗がん剤治療の概念を覆す臨床データが積み上がったことで、処方する医師側の信頼も強固だ。2026年現在の決算数字を見ても、同剤がもたらす営業利益の寄与度は群を抜いており、同社の収益構造を劇的に変化させた。