なぜ最近のアニメは12話で終わる?ヒット作の裏に潜む業界の激変
テレビアニメの歴史を振り返ると、かつては1年放送(全52話)や2年連続放送が一般的だった。しかし2000年代以降、深夜枠の拡大とともに「1クール(約11〜13話)」という最小単位でのパッケージングが一般化していった。
この変化の根底にあるのがリスク分散の思想だ。従来の製作委員会方式では、作品がヒットするか未知数の段階で長尺の放送枠を抑えるリスクがあまりにも大きかった。出資企業側としては、1クールで市場のリアクションを測定し、手応えを得てから第2期や劇場版へ投資を拡大するアプローチが最も合理的だったのである。