ピーターの若い頃が美しすぎる!伝説の美貌と衝撃の秘話を追う
1969年、日本映画界に激震が走った。前衛映像作家の松本俊夫がメガホンを執り、日本アート・シアター・ギルド (ATG) が配給した前衛映画『薔薇の葬列』である。本作で主役のエディを演じ、鮮烈な銀幕デビューを飾ったのが、当時まだ10代だった池畑慎之介その人であった。
六本木のアングラクラブで踊っていたところをスカウトされたという逸話は、今や映画ファンの間で語り草だ。演技経験皆無の少年がカメラの前に立った瞬間、フィルムは熱を帯びた。虚実が交錯する前衛的な演出のなかで、彼の放つ退廃美と生々しいまでのイノセンスは、観る者を陶酔させた。後にスタンリー・キューブリックの『時計じかけのオレンジ』にも視覚的影響を与えたとされる本作は、日本映画界の枠を超え、世界中でカルト映画の金字塔として崇められている。