2026年、なぜあのグループまで?「推し」の消滅が浮き彫りにする日本アイドル産業の構造的限界
「ミリオンセラー」の価値が変わった。
CDを買い支える熱心なコアファン頼みのビジネス手法は、すでに限界を迎えている。ストリーミングサービスで数千万回再生されても、事務所やアーティストに入る直接的なインセンティブはかつてのパッケージ販売に遠く及ばない。一方で、衣装代、レッスン費用、移動費、そして大所帯を支えるスタッフの人件費は高騰し続けている。固定費が膨らみ続ける中で、配信収入だけではグループの維持費を賄いきれないのが現場の実情だ。興行収入を担保するための全国ツアーも、昨今のインフレが直撃し、赤字を回避するのが精一杯という声も聞こえてくる。