2026年、日本の空を変える超小型バイオドローン「ハミングバード」最前線:防災と生態系観測を両立する驚異の羽ばたき技術
崩落した瓦礫の隙間、わずか数センチメートル。巨大なプロペラを回す従来のマルチコプターでは到底進入できない過酷なエリアに、今、羽ばたき型のマイクロ飛行体が舞い降りている。
東京・立川の防災基地で今年実施された合同訓練。隊員たちの視線の先で揺れていたのは、体長わずか10センチメートル足らずの機体だ。風にあおられながらもピタリと空中静止し、内蔵された超小型赤外線センサーで倒壊家屋内部の熱源を瞬時に感知してみせた。現場の消防隊幹部は「これまでマイクロスコープのケーブルすら届かなかった奥深くまで、数秒で探索が完了する。救助の概念が変わった」と語る。