2026年、ついに到達した「1%の壁」——日銀利上げが牙をむく住宅ローンと日本経済の分水嶺
経済全体が金利の上昇に揺れる中、最大の勝者となっているのが金融機関だ。四半世紀にわたる超低金利で利ざや(貸出金利と調達金利の差)が縮小し、苦境に喘いでいた銀行業界にとって、金利の復活は巨大な恵みをもたらした。
メガバンク各社は与信費用の増加を織り込みつつも、貸出利息の増加によって本業の収益力を劇的に回復させている。一方で、手放しで喜べないのが地方銀行だ。地元中小企業の破綻リスクが高まる中、貸し倒れ損失の増加が利ざや改善効果を相殺しかねない。資金力の乏しい地銀同士の統合や、メガバンク傘下への参入といった「生き残り再編」の波が全国へと広がっている。