【2026年現地取材】サブカルとレトロが交差する東北の巨大要塞「万 Sai 堂 盛岡」——なぜ今、世界中のコレクターがこの場所に押し寄せるのか?
ゲーム機本体の陳列棚に目を向けると、ファミコン、PCエンジン、メガドライブ、さらにはネオジオのプレミアソフトがずらりと並ぶ。かつて数〇〇円で投げ売りされていたようなタイトルが、今や世界的な需要の高まりによって驚くべき高値で取引される光景も珍しくない。
特に印象的なのは、スマホの翻訳アプリを手に棚を凝視する外国人旅行者の姿だ。東京や大阪の都心部でレトロゲームの在庫が枯渇する中、地方都市の旗艦店であるこの場所は、未開拓の金鉱として機能している。一目見ただけで分かるコンディションの良さと、独自の厳しい査定基準による信頼感が、遠方からの客足を呼び寄せる決定打となっている。