【2026年最新】千年の静寂を歩く「山寺」の御朱印巡り|1015段の石段を越えた先に宿る意匠と巡拝ルート徹底取材
山寺の参道は、登山口を入ってすぐの場所に立つ根本中堂(日本最古のブナ材建築・国指定重要文化財)から始まる。ここで最初の参拝を済ませたら、いよいよ本番となる石段の登破だ。周囲を立ち破るような樹齢数百年を数える巨杉群が覆い、木漏れ日が揺れる参道はどこか神聖な気品に満ちている。
途中にある「せみ塚」や、切り立った岩肌にへばりつくように建つ納経堂など、歴史の重みを実感させる景観が次々と現れる。喘ぎながら石段を踏みしめ、最上部の五大堂に辿り着いた瞬間、視界は一気に開ける。眼下に広がる山形ののどかな田園風景と山並みはまさに絶景の一言。風が吹き抜ける舞台造りの堂内で呼吸を整えると、日常のストレスや煩わしい人間関係といった「悪縁」がすっと削ぎ落とされたような、清々しい感覚に包まれるはずだ。