【2026年最新ルポ】Ai・モビリティ・次世代医療の実験場へ。神奈川工科大学が仕掛ける「社会実装」最前線
厚木キャンパスの敷地内を歩いていると、ドライバー無しの小型EVがスムーズに歩行者を避けて走り去る。自動車システム工学科の研究チームが主導する、学内実証実験の日常風景だ。
単なるシミュレーションモデルの研究では終わらせない。実車を走らせ、環境認識センサーや制御アルゴリズムの挙動を連日テストしている。狙うは高齢化が進む地域コミュニティや過疎地の交通問題解決だ。センサーのキャリブレーションから、悪天候下でのカメラ画像補正AIの開発まで、学生たちは現場で発生する生データと格闘する。動かなければ、その場ですぐにプログラムを書き換える。現場で叩き上げたこのタフさこそが、自動車・輸送機器業界から絶大な信頼を集める理由だ。