2026年の推し活最前線:なぜ「スクエア缶バッジカバー」が痛バッグの概念を塗り替えているのか?現場取材で見えた熱狂の裏側
「ここ1〜2年で、公式グッズのラインナップが明らかに変わりました」。都内の大手アニメショップ店長はそう語る。かつて缶バッジと言えば、直径57mmや75mmの丸型が絶対的な主流だった。しかし2026年現在、主要なソーシャルゲームや大ヒットアニメのランダムグッズ売り場を占拠しているのは、画面比率に近いスクエア(正方形・長方形)デザインだ。
この変化の理由は明快である。キャラクターのイラストやイラストレーションのトリミングにおいて、四角いフレームは構図を損なわずに一枚絵としての完成度を保てるからだ。視界いっぱいに推しのイラストが広がるスクエア型は、所有欲を強烈に刺激する。だが、そこで浮上したのが「角(コーナー)の破損」という新たな課題だった。従来の丸型カバーでは角が飛び出してしまったり、無理に詰め込んでバッジ自体が歪んだりするトラブルが頻発したのだ。