【2026最前線】観光復活と人手不足の狭間で——「東海 バス」が推し進める伊豆モビリティ大改革の現場
山と海に囲まれた伊豆半島は、バス事業者にとって全国屈指の難所だ。連続する厳しい勾配と狭い旧道は、車両にもドライバーにも大きな負荷を強いる。しかし2026年、伊豆の路上を静かに滑るように走る中国BYD製や国内新鋭メーカーのEV大型バスが急増した。静粛性の高さだけでなく、下り坂での回生ブレーキによる高いエネルギー効率が、この地形と絶妙に噛み合っている。
同時に注目されるのが、一部の観光周遊ルートで実用段階に入った自動運転レベル4の実証と社会実装だ。運転手不在でも一定の特定条件下で走行可能なこのシステムは、人手不足に悩む観光地にとって救世主となりつつある。沿線住民からは「最初は戸惑ったが、乗り心地は熟練ドライバーのようにスムーズ」との声も聞こえる。