ディズニープラス配信の『ポカホンタス』差別批判と歴史改変の真実
映画『ポカホンタス』に対する最も痛烈な批判の矛先は、過度な歴史改変と、そこに色濃く反映された白人中心主義にある。物語では、イギリスからの入植者と先住民族の間に生じた過酷な流血の惨事が、あたかも「両者の誤解と相互理解の不足」に起因する対等な衝突であるかのように描かれた。だが現実の歴史において、白人側の意図的な侵略と虐殺、感染症の持ち込みによって破壊されたのは、圧倒的に先住民側の社会と生活基盤だった。
劇中で歌われる有名な楽曲『Savages(野蛮人ども)』の歌詞や描写も、大きな波紋を呼び続けている。両陣営が互いを「野蛮人」と罵り合う構造をとることで、映画は双方に同等の非があるかのような印象を観客に与えた。侵略される側と侵略する側の圧倒的なパワーバランスを無視し、問題を「道徳的道しるべの欠如」にすり替えてしまう姿勢は、重大な人種差別的歪曲であると厳しく指摘されている。