愛知の星・諸星大の真実!沢北栄治に挑んだ作中最強の隠された実力
作者である井上雄彦が描くキャラクターたちは、実在のNBAプレイヤーや当時のリアルなバスケットボールの文脈が巧みに投影されている。諸星大のプレイスタイルやキャラクター造形にも、当時のマイケル・ジョーダンをはじめとするSG(シューティングガード)の黄金期の影が見え隠れする。主将としての統率力と、怪我を推してコートに立つ執念は、勝者のメンタリティそのものだ。
裏設定として囁かれる戦術的役割の深さも見逃せない。かつて『週刊少年ジャンプ』で連載されていた当時、単なる噛ませ犬としてではなく「もう一つの全国制覇の可能性」を感じさせる影の主役として配置された経緯がある。彼がコート上で放つ独特のオーラは、限られた描写でありながら読者に強烈なリアリティを与え、作中屈指の玄人好みのキャラクターとして君臨し続けている。