【2026年最新ルポ】公立校の概念を破壊する「和光 三 中」の試み 地域と創る“未来の教室”が起こした劇的変化
ある日の午前中、2年生の数学の授業を見学した。教壇に教師は立っていない。生徒たちは3から4人のグループに分かれ、市内の交通渋滞データやバスの運行ダイヤグラムを分析していた。自分たちで立てた仮説をもとに、渋滞を数理モデルで解決するための最適解を弾き出そうとしている。
「公式を教わって当てはめるだけの計算はつまらない。でも、身近な街の課題を解くためなら、いくらでも試行錯誤できる」と語る生徒の表情は生き生きとしている。教科の枠組みを超えた実践的なアプローチが、主体的な学びの原動力になっているのは明らかだ。