岸井ゆきの体当たり演技とスタイルの真相!話題シーンを徹底解説
彼女の肉体表現が極限の頂点に達したのが、実在のプロボクサーをモデルにした『ケイコ 目を澄ませて』である。本作での鬼気迫る熱演は映画界を席巻し、彼女は見事に第46回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得した。
台詞に頼ることができない聴覚障がい者のボクサー役。岸井ゆきのは何か月にも及ぶ過酷なボクシングトレーニングを重ね、肩や背中に本物の筋繊維を宿らせて撮影に臨んだ。リング上で汗と血を飛ばしながら拳を交わす姿は、もはや女優の演技という枠組みを超え、ひとりのアスリートの魂そのものだった。