昭和の巨星アイ・ジョージの光と影!名曲と消えた歌声の真相に迫る
彼の野心は国内だけにとどまらなかった。1963年、日本人ポピュラー歌手として先駆けとなる米国ニューヨークのカーネギー・ホール公演を敢行。異国のオーディエンスを前に、フラメンコギター一本で立ち向かい、スタンディングオベーションを巻き起こした光景は、今なお語り継がれる伝説だ。
その実力と人気を証明するように、年末の風物詩であるNHK紅白歌合戦には12年連続で出場。重厚な存在感でステージを支配し、お茶の間の視線を釘付けにした。当時の歌番組で見せた圧倒的なダイナミズムは、日本の音楽業界におけるエンターテイナーの基準そのものを一段引き上げたと言っても過言ではない。