あの頃君を追いかけた結末の真相!山田裕貴・齋藤飛鳥が残した奇跡
日本版の成功を決定づけたのは、間違いなく主演二人の凄まじい熱量だった。水島浩介を演じた山田裕貴は、役柄への完全な没入を追求し、劇中で自ら実際に丸坊主になるシーンをワンテイクで演じきった。彼の持ち味である泥臭さと真っ直ぐな情熱は、浩介というキャラクターの骨格そのものになった。
一方、ヒロイン・早瀬真愛を演じた齋藤飛鳥にとって、本作は映画初出演にして初ヒロインという重圧のかかる挑戦だった。台湾ロケとなった十分(シーフェン)のランタン飛ばしの場面では、静寂の中に漂う張り詰めた緊張感と、互いに想いを通わせながらも言葉にできないもどかしさを繊細な視線だけで表現。監督やスタッフ陣を唸らせる名場面を生み出した。
現場では山田がムードメーカーとして共演者を引っ張り、齋藤の自然な笑顔を引き出すためのコミュニケーションを重ねていたという。演技を超えたリアルな信頼関係が、あの教室の眩しすぎる空気感を創り上げていたのだ。