白砂漠の絶景でなぜ落胆?レンソイス旅行の落とし穴と現地調査
「SNSで見たあの綺麗なラグーンがひとつもない」「ただの広大な砂漠を暑い中歩かされただけだった」——これが、期待に胸を膨らませて現地を訪れた旅行者が直面する典型的な「がっかり」の正体だ。正式名称をレンソイス・マラニエンセス国立公園と呼ぶこの場所は、一般的な砂漠とは根底から構造が異なる。1年の約半分に及ぶ雨季の間に降り注いだ大量の大雨が地下の水脈を押し上げ、白い砂丘の谷間に奇跡的な水たまり——すなわち淡水ラグーン群を形成する極めて特殊な生態系なのだ。
言い換えれば、ラグーンは「雨の恵み」そのものであり、常に存在する地形ではない。降水量が少ない年や、雨季が明けて数ヶ月が経過した乾季の終盤(10月〜12月頃)に訪れてしまうと、水は完全に蒸発し、一面ただの「乾いた砂丘」へと変貌する。どれほど旅行代金を積もうが、自然現象の前には身も蓋もない。水不足のシーズンに訪問してしまうことこそが、後悔を残す最大のトリガーとなっている。