白だしで作る極上素うどんの黄金比!澄んだ出汁に隠されたプロの技
素うどんの旨さを決定づけるもうひとつの要素は、言うまでもなく麺そのものの力強さだ。コシと喉越しの代名詞である讃岐うどんは、いりこや昆布の効いた澄んだ出汁と合わさることで、そのポテンシャルを遺憾なく発揮する。讃岐のうどん文化において、具材を最小限に抑えて麺とつゆの調和を味わうスタイルは、まさに日常の贅沢として根付いてきた。
日本料理の根底に流れるのは、素材の持ち味を殺さず、余分な要素を削ぎ落とす思想である。色の薄いつゆに青ねぎと少々の生姜、あるいは揚げ玉を添えるだけ。調味料の色で麺を染めず、透き通った出汁のなかで純白の麺を躍らせる盛り付けには、和食が大切にしてきた美意識が凝縮されている。