半額シールの出現時間は変わった?Ai値引きの裏側と惣菜獲得術
値引きパターンの変化を後押ししているもう一つの巨大な要因が、国を挙げた環境対策である。農林水産省が主導する食品ロス削減国民運動(NO-FOOD-LOSS PROJECT)の広がりにより、スーパー各社には「売れ残りを前提とした大量陳列」からの脱却が強く求められるようになった。
需要予測精度の向上により、そもそも夕方以降に余剰となる製造数そのものが絞り込まれている。棚に並ぶ惣菜の絶対数が減れば、当然ながら半額まで売れ残る商品の数も減少する。
「安くなるのを待って買う」消費者と、「極力廃棄を出さずに売り切る」店舗側の攻防。売り場に残るわずかな割引商品をめぐり、水面下の競争率は以前にも増して高くなっているのが現状だ。