半蔵門の老朽ビル解体現場で今何が起きているのか?再開発の陰に潜むアスベスト飛散リスクと2026年の最新現場リポート
半蔵門の解体現場が抱える最大の難所は、隣接建物との極めて狭い間隔だ。郊外の大規模工場解体とは異なり、都心部の狭小敷地では重機の搬入や作業スペースが大幅に制限される。すぐ目と鼻の先に住居や飲食店、オフィスが存在する中で解体が進められる。
防音シートや養生シートで現場を包み込んではいるものの、風の強い日や施工手順のわずかなミスにより、微小なアスベスト繊維が屋外へ漏れ出すリスクはゼロではない。近隣で暮らす住民からは「目に見えない微粒子だけに、風に乗って部屋に入ってくるのではないか」という切実な不安の声が聞こえてくる。