海外で空前ブームの「族車」文化!警察の取締と絶版カスタムの裏側
北米や欧州の車好きの間で、日本の過激な造形美に対する評価が爆発的に高まっている。アメリカの「25年ルール」によって、1990年代から2000年代初頭の車両が続々と輸入解禁となった影響が大きい。だが、それ以上に熱狂の根底にあるのは、ハリウッド映画『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』が植え付けた憧憬と、近年の配信コンテンツによるサブカルチャーの露出だ。
特に『Netflix』などのプラットフォームで世界配信されたドキュメンタリーや日本の裏カルチャー特集は、海外のギアヘッドたちに強烈な衝動を与えた。さらに歴史を遡れば、1976年に柳町光男監督が暴走族のリアルな生態を捉えた伝説的ドキュメンタリー映画『ガッド・スピード・ユー! BLACK EMPEROR』の映像資料すら、海外の映画愛好家やストリートカルチャー研究者の間でカルト的な再評価を受けている。かつて孤立した異端の美学であった「日本のヤンキー・サブカルチャー」は、今や既存の自動車デザインに対する痛快なアンチテーゼとして、世界のストリートに鮮烈なインパクトを放っているのだ。