北朝鮮「喜び組」過酷な選抜基準と裏の顔:独自証言が暴く真相
対外的に知られる万寿台芸術団などの国立芸術機関と、この秘密組織の境界線は極めて曖昧だ。才能ある芸術家たちは表向きは国家の栄光を称えるプロパガンダ公演の主役として舞台に立つが、その中の選りすぐりのエリートたちは、指導者一族のプライベート空間へと引き抜かれていく。
彼女たちには平壌の一等地に豪華な住居が与えられ、外貨や高級品が支給される。飢餓に苦しむ一般市民とは隔絶された特権的な生活水準が保障されるが、その代償は完全な自由の喪失だ。外出の自由はなく、行動のすべては国家保衛省の監視官によって24時間記録される。一定の年齢に達して引退する際にも厳格な守秘義務契約が結ばれ、党幹部との強制結婚や地方への配置換えなど、生涯にわたって体制の管理下に置かれ続ける。