北朝鮮「喜び組」の真実と現在|脱北者証言が暴く選抜基準とその後
かつて金正日総書記の専属料理人を務めた藤本健二氏の手記や、韓国へ逃れた元芸術団員らの脱北者証言により、最高幹部だけが出席する「秘密の宴会」の実情が白日の下にさらされました。
宴会は平壌市内の秘密別荘や地方の招待所(特権層専用の保養施設)で不定期に開催され、高級洋酒や豪華な料理が振る舞われるなか、メンバーによる過激なダンスや余興が繰り広げられたと伝えられています。時にはゲームの罰ゲームとして衣服を脱ぐことを強要されるなど、人権を無視した振る舞いが常態化していた実態も記録されています。
最高指導者の意向一つで絶対服従が求められる場であり、そこで見聞きした内容はたとえ家族であっても口外することは許されず、秘密を漏洩した場合は即座に政治犯収容所へ送致される極度の恐怖政治が敷かれていました。