ベロが白くなる理由は病気?舌苔の正体と正しいケア・受診目安
単なる汚れであれば丁寧な清掃や体調管理で徐々に軽減しますが、注意しなければならないのは「舌が白くなる特定の病気」が隠れているケースです。「ベロの白いやつが取れない」「白い部分がヒリヒリと痛む」といった違和感がある場合、以下の疾患が疑われます。
■ 口腔カンジダ症(こうくうかんじだしょう)
口の中に常在している真菌(カビの一種)であるカンジダ菌が、免疫力の低下や抗生物質・ステロイド吸入薬の長期使用などを機に異常増殖する病気です。口腔カンジダ症の代表的な症状は、舌や頬の内側にミルクかすのような白い苔状の斑点が出現することです。ガーゼなどで拭うと剥がれることがありますが、無理に剥がすと下から赤くただれた粘膜が露出し、出血やピリピリとした痛みを伴います。
■ 白板症(はくばんしょう)
舌の縁や裏側、表面などが板状に白く硬くなる病変です。口腔カンジダ症とは異なり、擦っても全く剥がれないのが特徴です。初期には痛みがほとんどないものの、放置すると一部ががん化するリスクを秘めた「前がん病変」に分類されます。喫煙や慢性的なアルコール摂取、合わない入れ歯による慢性的刺激が引き金になると考えられています。
■ 扁平苔癬(へんぺいたいせん)
舌や口腔粘膜に白いレース状・網目状の模様ができる難治性の炎症性疾患です。触れるとザラザラし、刺激物の摂取時に舌が痛い・白い模様が広がるといった症状を訴えるケースが目立ちます。アレルギーや自己免疫の異常が関与しているとされています。