氷の怪物が待つ蔵王ロープウェイ!樹氷ライトアップと混雑回避術
山麓駅から山頂線へと乗り継ぎ、標高が上がるにつれて針葉樹のアオモリトドマツは原型を失っていく。蔵王連峰特有の強い西風と過冷却水滴が樹木に衝突して凍りつき、さらに雪を巻き込んで肥大化する現象——それが樹氷(スノーモンスター)だ。その姿はまるで、白い巨人が雪原を闊歩しているかのような異様な迫力を放つ。
終着点となる地蔵山頂駅に降り立つと、そこは文字通りマイナス10度を下回る極寒の空間だ。展望台の扉を開けた途端、叩きつけるような風雪が頬を凍りつかせる。駅舎のすぐそばに鎮座する蔵王山神社の大地蔵尊は、全身を雪に埋もれさせながらも静かに参拝者を迎えている。雪の深さによっては肩まで埋まるその姿に、冬の豪雪の凄まじさが刻まれている。