朝ドラ「虎に翼」の聖地へ!名古屋市市政資料館に眠る圧巻の建築美
日本中を沸かせたNHK連続テレビ小説『虎に翼』。伊藤沙莉演じる主人公・猪爪寅子が法の道を切り拓いていく舞台として、館内の重厚な階段や廊下、法廷の数々が劇中に登場した。放送後もその熱狂は冷めやらず、現在もNHKオンデマンドで物語を追体験したファンが全国から駆けつけている。
撮影現場となった中央階段には、計算し尽くされた美が宿る。見上げれば、罪と罰の公平さを象徴する「天秤」と「日輪」を描いたステンドグラスが鮮やかに浮かび上がる。現代のスタジオセットでは決して再現できない、使い込まれた手すりの質感や真鍮の鈍い光沢が、激動の昭和を生きた法曹たちのリアリティを支えていた。スタッフやキャストが息をのんだという当時の空気感が、今も館内の隅々に色濃く残っている。