春の覇権を制する注目作は?豪華キャスト陣の激突と配信裏事情
迎え撃つフジテレビジョンもまた、伝統の「月9」枠をはじめとする主要枠で独自のカラーを鮮明に打ち出した。往年のヒット作が持つエッセンスを現代風に再構築しつつ、若年層の共感を呼ぶエモーショナルな演出で勝負を挑んだ。
一時期の「考察ブーム頼み」から脱却し、台詞の妙や人間の機微をじっくりと描く作品が評価を集めたのは印象深い。わかりやすい勧善懲悪だけでなく、割り切れない感情を抱えた登場人物たちが織りなす群像劇は、テレビドラマというフォーマットが持つ底力を改めて証明してみせた。各局が互いの手の内を読み合い、異なるアプローチで質の高いコンテンツをぶつけ合った結果、ドラマカルチャー全体の底上げがなされた格好だ。