大船渡の163キロと登板回避の真実!怪物が歩んだ高校時代の全記録
中学時代から全国の強豪私立から無数のスカウトが殺到していた。だが、佐々木朗希が選んだのは地元の県立高校だった。東日本大震災で被災し、大切な家族と故郷を失うという過酷な経験を経た彼は、陸前高田や大船渡で共に白球を追ってきた仲間たちと「地元から甲子園を目指す」という約束を交わしていた。
巨大なプレッシャーを背負いながらも、仲間と冗談を言い合い、笑顔でグラウンドを駆ける姿はごく普通の高校生そのものだった。仲間たちもまた、佐々木の並外れた才能を誇りに思い、全力で支え続けた。決勝戦で敗れ涙を流した仲間たちの誰も、指揮官の登板回避の決断を責めることはなかった。そこに存在したのは、単なる勝ち負けを超えた絆だった。