大都会と北斗の拳の真相!超高音ボーカルの現在と知られざる解散劇
奇跡のハイトーン。それは偶然と過酷な努力の産物だった。田中昌之の放つハイトーンボイスは、一般的な男性歌手の可聴域を遥かに凌駕する3オクターブ超えのレンジを誇った。マイクを遠く離してもなお響き渡る声量は、ラジオのスピーカーを揺らし、お茶の間のテレビ画面から視聴者を釘付けにした。
しかし、その超高音は喉に極限の負担を強いる両刃の剣でもあった。連日の過密スケジュールと喉の酷使、さらには後年の事故による声帯の損壊という悲劇が襲う。それでも彼がみせた歌唱への執念は途絶えなかった。高音域を失ってもなお、ソウルフルで深みのある中低音へとシフトし、歌い続ける姿は今も多くの後進ボーカリストに勇気を与えている。