大相撲の十両昇進で月給はどう激変?幕下との格差と知られざる手当
金銭面だけでなく、日常生活における待遇の激変も十両昇進の凄まじい恩恵だ。幕下以下の力士が大部屋で雑魚寝し、早朝からのちゃんこ番や掃除、洗濯などの雑務に追われるのに対し、関取になれば相撲部屋内に専用の個室が与えられる。
さらに、身の回りの世話や稽古の準備を担当する「付け人」が幕下以下の弟弟子から配置される。食事の配膳から稽古後のマッサージ、巡業時の荷物持ちに至るまでサポートを受け、相撲に専念する環境が完璧に整えられる。移動の際も普通席ではなく新幹線のグリーン車が手配され、着流しも最高級の絹織物を纏うことが許される。
土俵入りの際に身につける豪華絢爛な化粧まわしや、本場所の土俵で使用する色鮮やかな締め込み(正絹のまわし)を締める権利も十両からだ。人間としての尊厳とプロアスリートとしての威厳が、昇進と同時に一挙に担保される。